暑さもようやく収まって過ごしやすい気候になった10月上旬、運動に親しみ、日ごろのリハビリの成果を感じていただこうと、楠園デイサービスセンターでは、3日に分けて運動会を行いました。
選手宣誓に続く、最初の競技は「パンはさみ競争」です。新型コロナが5類相当になったとは言うものの、感染予防のため、「パン食い競争」は控えて、パンをトングで挟む競争にしました。「食べるものがかかると早いね」「私はあんこじゃね」「わしはチョコだ」との声が聞かれました。
お次は、利用者様お手製の万国旗が見守る中、「玉入れ」を行いました。「昔からあるね。懐かしい」「子供の運動会を思い出すね」と運動会の定番ならではの感想が聞かれました。
そして、その次の競技は「物送り」です。手を使わずに、テニスボールなどをコップや丼などの容器へ移しいく競争です。「あんたぁ、手を使ったいけんのよ」「はよせんと負けるど」など、競技を重ねるごとに勝負への思いが強くなりました。
最後の競技は、職員による「部署対抗リレー」です。「事務所」「居宅」「デイサービス」でチームをつくり、けん玉やマジックハンドを使ってのコップ積みなどで競い合いました。なかなか乗らないけん玉や、完成間近で崩れるコップ積みを見て声援やため息が入り混じっていましたが、元気な笑い声の聞かれた、楽しい運動会となりました。